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私のエピソード


  【枚方パークで】

 この話は小学生の時の話ですが、子供会で枚方パークに行きま

 した。当時、枚方パークにミラーハウスというアトラクションがあり

 ました。友達や兄と一緒に入ったのですが、一人ずつだったので

 非常に怖かったんですね。なんせ周りは鏡だらけの迷路ですから

 小学生の僕にはさっぱりわかりません。どうしようかと思っていると

 少し離れたところに兄が立っていました。その兄に手を振ると兄も

 気づいたのかこちらに手を振っていました。やっと合えたと思った

 僕はおもいっきり走っていったのですが、目の前の鏡にぶつかって

 しまいました。そうです、兄と思って手を振った相手は自分でした。

 このときだけは自分と兄が本当に似ていると実感しました。

 そりゃあ、自分が手を振っているのを見て兄と間違えるんですから

 他の人が間違えるはずですね。


  【地下鉄で】

 ある日、兄と2人で地下鉄に乗り御堂筋線梅田の駅でトイレに入り

 ました。最初に僕がトイレでおしっこをしていると隣におじさんが

 来ました。僕は、ようをたし外に出ると、兄が次に入りました。

 しかも先ほど僕がようをたした所があいていたので兄がそこに

 立つと隣のおじさんが、すごく不思議そうな顔で兄を見ていた

 そうです。まあさっきまでようをたしていた人間が、また隣で

 しだしたら不思議に思ったんでしょうね。

 しかしおじさんの衝撃は、おじさんがトイレを出たとき、今

 隣でようを足していた人間が外で立っていた事です。

 おじさんは狐につままれたような顔で僕の顔を見ていました。

 
 【女性のお客さん】

 よくお客さんにも間違えられます。ある女性がうちのお店の方に
 
 歩いてきました。僕は偶然にも外を見ていたのですが遠くから

 その女性が手を降りながら近づいてくるのです。
 
 まったく面識がない僕からすると、誰かに手を降っているのだろうと

 周りを見ましたが、誰もいないのです。スタッフの並河君に知って

 いるかと尋ねると、昨日兄のお店に来ていたお客さんに似ていると

 言いました。絶対に間違えている。僕はそう確信し、仕方なく見て

 いるとその女性が「あんた、昨日ジュースおごってあげたのにもう

 忘れたんか」とすごく怒りながら言われました。僕も 「そんな事

 言われても知らんわ」といいたい気持ちを、ぐっとこらえて兄と間違え
 
 ていることを丁寧に説明しました。こんなときが一番つらいです。

  【専門学校の時】

 専門学校に行っているとき電車で通っていたのですが帰りの

 電車を待っていると向かいのホームに同級生がいました。

 でも今日は話したくないと思い、気づいてないふりをしていたの

 ですが、話しかけてきたのです。「お前弟か?」まだ見分けが

 ついていないとわかった僕は思わず「あ 弟のクラスの人やんなあ。

 僕は兄貴の方や」といってしまいました。もう後戻りはできません。

 後はもうとぼけるしかない。そう自分に言い聞かせながら必死に

 兄に成りすまし、電車が来たときすぐに飛び乗りました。

 そして次の日、朝から「お前の兄貴、同じカバン持ってんなあ」

 と昨日の友人に言われ再び汗をかきながらとぼけました。

 I君今までうそをついていてごめんなさい。
 

  【嫁さんと】

 結婚する前、今の嫁さんと地下道を歩いていました。前から

 ちょっと見たことがあるような人が歩いて来ました。でもほとんど

 覚えてなかったので知らないふりをして行こうと思いました。すると

 すれ違いざまに肩をポンと叩かれ「おう!お前やるなあー」といい

 ながらニヤニヤされてしまいました。何を言っているのか分からず、

 とりあえず「ハイ」と答えたのですが、嫁さんも僕もわけがわからず

 愛想笑いをするしかできませんでした。その人が行ってしまってから

 よく考えて見ると兄に間違えているらしいと思いニヤニヤしていた

 理由がわかりました。兄はその当時結婚したてでおそらく今の

 人は兄が浮気していると思ったのでしょう。もし浮気していたと

 しても、兄のお店から歩いて30秒の所は、普通歩きませんよね。

 

  【検問で】

 ちょっと前、理容組合の役員会でお酒を少し飲んでいました。

 家から原付で来ていた僕と兄は、ほとんど飲んでいなかった

 のですが、念のため裏道を使って帰ろうということになり

 ました。5分位走ると前で検問しているのが見えました。

 「まずい!でもいまさら道を変えると もっと怪しがられる。」

 そう思った僕達は、仕方なく検問のところまで行きました。

 「どこ行ってたの。」

 「仕事の打ち合わせに行っていました。」

 「二人は仕事仲間?」

 「いえ、双子の兄弟です。」

 「ふ、ふ、双子!本当に!じゃあちょっと免許書見せて」

 そう言われた僕達は仕方なく免許を見せました。

 「ああ、怒られる」そう思っていた僕達におまわりさんは、

 「ほ、ほんまや。この子達双子や。おまえのも見せてくれ。」

 といって二人ではしゃぎ出してしまいました。そして

 「最近、酒飲んでこの裏道使うやつ多いから検問してんねん。
 
 変なやつおったらぶつけられるから、この道通るときは、

 気を付けや。行って良いよ。」といって免許を返してくれました。

 「おまわりさん、その変なやつと言うのはこの双子の兄弟の

 ことですか?」と思いながら僕達はその場を逃げるように

 
 立ち去りました。あの時のおまわりさん、ありがとうございました。

  【本屋さんで】

 うちのお店では、決まったお店で本を買っています。もう6年以上も通って

 いますから、常連さんになっています。たまに兄も買いに行く事があるのですが

 最近こんな事がありました。いつものように兄が買いに行き領収書を書いて

 もらえるように頼みました。

 「どちらの店かわかっていますか?」

 「はい、はい、いつも来てもらってますからわかりますよ」

 「でも、双子ですよ」

 「ええ、いつも来てもらっていますから、最近は見分けがつきますよ」

 そうして兄は領収書を名前を見ずにもらい帰ったのですが、帰って見ると

 「カットハウスツイン」と書いてあったそうです。兄の店は「ファーストヘアー

 ハヤシ」です。次の日、兄はこの事を僕に話して言いました

 「お前、この領収書買ってくれへんか?」

 結局、僕がその本屋さんに行き領収書を書き換えてもらいました。

 そんなに似ているんでしょうか?みなさん領収書を書くときは、しっかり

 名前を聞いてから書きましょう。

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